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【2024/7/22更新】人間五蔵説

こんにちは!


 

前回のブログで、「人間五蔵説」に触れました。


これは数千年前の古典に記された、ヨガ独特の、人間存在を理解するための構造論です。


クラスではお話したことがありますが、ブログにはまだ書いていませんでしたね🙄


知っておくと、ヨガの視座がつかみやすくなると思うので、お伝えしてみたいと思います( ´∀`)


 

ご存知の通り、ヨガは心身相関に基づきます。


心と体のつながりを認めるということですが、具体的にはどのようにつながっていると考えるのでしょうか。


標題の人間五蔵説では、次の画像のように、人間存在を5つの鞘(=層、レイヤーとイメージしてもいいでしょう)から成ると捉えます。



順番に説明していきます。


①一番外側が、「食物鞘」という肉体次元の層。


体を含め、食物で成り立ち、死ねば食物となるような粗雑な物質的存在はここに属します。


②そのひとつ内側の層は「生気鞘」。


呼吸、活動/休息のリズムなどを司る領域で、肉体次元よりも精妙とされています。


③さらに内側にあるのが、「意思鞘」。


ここでは、感覚器官と運動器官合わせて10種の神経伝達が行われます。


食物鞘と生気鞘を経た外からの情報が原始的な感覚に変換され、また内からの指令が行動に変換される層です。


④4番目は「理智鞘」で、自我、認知、判断の層です。


意思鞘からの情報や感覚を受け取り、取捨選択をして、ふるまいとして意思鞘へ送信する役割を担います。


⑤最も奥に存在するのが「歓喜鞘」。


ここには、人間が本来持つ歓喜のエネルギーが満ちていて、また記憶の倉庫としての機能もあります。


これらの鞘は、上述の通り、互いに関連し合い、影響し合っています。


心も含めた人間の構造を考えるにあたり、このように役割を区別して整理すると、わかりやすいですよね😳

 


ではここでクイズです!


ストレスマネジメントの観点で、五蔵のなかで最も肝要なのはどの鞘でしょうか??


この部分が整わないと、仮に他が健康でも全体が調和していかないという重要な層です🤔


 

答えは、


 

、、、


 

 


理智鞘です!!


なぜならば、「物は考えよう」と言われるように、出来事や環境をどのように受け止めるかが、その人の心のあり方を左右するからです。


例えば、上司に理不尽に怒られた出来事を、怒りや恨みに転化するか、あるいは建設的に何かを学ぶ機会にするかとでは、メンタリティのベクトルは大きく異なります。


仮に肉体に病気がなく、生活リズムも規則正しくて、感覚と運動がきちんと機能していても、日々起こる出来事を鬱屈とした認知で捉え続けていては、健全とは言えません。


その偏りはいずれ、行動指令となって理智鞘から意思鞘へ、呼吸の乱れや自律神経の不調和となって生気鞘へ、心身症疾患となって食物鞘へ表れ得ます。


反対に、肉体に病気があり、ふるまいや生活に制限があっても、自分の置かれた環境に満足できる精神性を持っていれば、その人の言動は、自身の心身とも周囲の社会とも調和していきます。


歓喜鞘との関連で言えば、内奥からの歓喜のエネルギーは、健全な認知を通してこそ食物鞘まで行き渡り、それから記憶の倉庫にしまわれた種々の出来事も、悪い解釈に偏らずに想起することができるのです。


深部にある本来の歓喜や純然な記憶を、輝かせるも曇らせるも、認知次第ということですね。


したがって、肉体の病気を外科手術などで取り除くのは、食物鞘次元における対応ですが、


もしもその病気が心因性のものであれば、理智鞘の偏りが是正されていないと、まだまだ対応の余地がある、とわれわれはみなします。


 

このように、ヨガは包括的に心身の健康を捉え、なかでも認知の状態を重視します。


ヨガレッスンにおいて”心”というワードが出たとき、この人間五蔵説に紐づけると、よりイメージがしやすくなるかもしれません。


ちなみに、もうひとつの人間構造論として、「人間馬車説」というのもあります。


これはまた別の機会に😌笑

 
 
 

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